鉄っちゃんの悲劇

ワタクシの地元では現在観光キャンペーンが行われております。
その一環としてJR線を蒸気機関車が走るということで、
見物しに言ってみました。

自宅から歩いて数分のところにある陸橋は
JR線が下を走る鉄っちゃんたちにとっては有名なポイントらしく
すでに一流の鉄道フリークたちがSLの通過時間を待ち構えておりました。

彼らは服装はもちろん、望遠レンズ付のカメラに三脚をそなえ、
在来線が通過するたびにシャッターを切り構図やピントを
確認しながら正に臨戦態勢で、その時間を待つばかりでした。

中には、特殊な金具を使って、1台の三脚に2台のカメラをセットする人、
片手でシャッター、もう一方で携帯写メの方もいた。

しかし、ワタクシの中では一つの疑問が解決されないままでした。
とある資料によれば蒸気機関車は、電気機関車を伴いやってくるらしい。
しかも、資料に記載された順番は、
①電気機関車
②蒸気機関車
となっているのです。
文字通り推測すれば、蒸気機関車は
電気機関車に引かれる形でやってくるのかも…と言う点です。

電気に引かれる蒸気機関車の姿を撮影するのは
鉄っちゃんたちにとって残念ではないのか?
逆にそのコラボレーションが魅力なのかもしれない…

そんな疑問をよそに遠くから蒸気機関車の象徴である
煙と汽笛が聞こえてきました。
鉄っちゃんたちの間に緊迫した空気が流れます。
真剣な表情でカメラを構えます。
現場は緩やかなカーブで、間もなく列車がビューポイントに
入ってきます。

先頭は電気機関車 ED75(ワタクシの予想通り)
次は茶色い車体の客車(懐かしい、さあいよいよ)
後ろ向きに引きずられる蒸気機関車!!

現場にあせりとどっちらけた空気が走り、
中には三脚をつけたまま走り出す方も、

蒸気機関車には前と後ろがあり、今回は
後ろ向きのまま電気機関車に引っ張られて走ってきたのです。
当然撮影する人たちは、蒸気機関車の後姿をむなしく
撮影せざるを得なかったのです。

鉄っちゃんたちの希望に満ち溢れた待ち時間が
一瞬で崩れていく音が聞こえました。



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[ 2008/10/08 06:12 ] B級ライフ(雑言) | TB(0) | CM(0)