アンドロメダ星雲に浮かぶある惑星の
オーブン島(とう)に住む少年は
深夜ラジオのドラマの舞台、グラタン王国の話に夢中になっていた。
そんな時、れんじいさんの料理に感動した少年は
れんじいさんが営む「じゃがいもおっさんの店」で働き始め、
自らは気づかぬままその感性と腕前を上げていた。
疫病禍の中、5つの島の振興策「五島キャンペーン」で
れんじいさんの妹、ヨシミの店がある ノッ島、通称「のっと」
での時間を過ごした。
そこから、数か月。
疫病から人々を守る雫のような薬の普及が進み、
飲食店への賑わいが戻り始めた。
何かと気にかけてもらっていたので
そのお礼とのっとの魚料理を味わいたかったのだ。
予め訪問を伝えていたこともあり、
ヨシミはいつもの屈託のない笑顔で迎えてくれる。
少年(筆者注:とはいっても二十歳を超えている設定でスルー願います)は、
まづは洗浄!(筋太郎か!)と
ジョッキに注がれた黄金色の水分を流し込む。
落ち着いて2つの器に盛られたお通しに視線を移した。
「エビにサンマかぁ、さりげなく海の幸を強調してくるなあ」
甘めに調理されたサツマイモとビールのミスマッチを楽しみつつ
おすすめから、最初の肴を選んだ。
「どれも気になるよ。れんじいさんやメイさんがいれば
色々たべられるのになあ」
悩んだ末の最初の器は鯵のたたきだ。
新鮮な魚と薬味のまったりした感じがたまらなく心地よい。
2杯目はお酒を迷わず注市いでもらう。
そして、魚の2つ目。
甘エビのから揚げ。
これならお酒に合いそうだ。
塩でいただきたいと考え、ヨシミにお願いすると、
快く小皿に入れて届けてくれる。
塩のみ、レモン&塩、マヨネーズ&レモン
と味の変化を楽しむ。
サクサクぷっくりの食感が楽しすぎる。
駄菓子菓子、
この時間は少年にとって限られた時間だった。
オーブン島へ戻る舟の出航時間に合わせて
店を出る必要があったのだ。
小一時間のノッ島でのお酒を楽しみ、
少年は帰りの船で波に揺られながら帰宅した。
帰る直前、ふと、敷紙に目を落とす。
楽しく笑い… 一人だけどおいしかったから笑えたな
食を囲み… うん、できた!
酒をのむ… 常時に程々にできたよ!
・
・
・
「まずはお肉から…」…わ~ごめんなさい。
次回はお肉から食べようと心に誓う少年だった。
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おでんのさんとの勝手にコラボシリーズ、
多賀城市 むつごろうさんの定食全メニュー制覇への道。
どれを食べても均一価格の嬉しいラインナップ。
ちょっと、むつごろうさんに肩入れ気味ですが、
この日は未食のメニューをチョイス。
生蛸から揚げ。
汁モノはあら汁。
蛸からには七味マヨで変化を付けます。
蛸の弾力が歯と口中に喜びをもたらします。
煮物枠の小鉢。
サツマイモ、栗、結び昆布。
メインのおかずに、煮ものとお造りの2つの小鉢、
そして、しっかり仕事を施された汁物、
トータルで楽しめるむつごろうさん。
困った時のむつごろうさん、ありがとうございます。
お造り枠の小鉢も外れなし。
少量ですが、しっかりした仕事に感謝です。
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この日は4時起きで硯の町へ。
安岡力也系海産物の養殖のお手伝い。
その名をみみ吊りというそうです。
諸先輩方の叱咤激励、やや厳しめな冷たいフォローなど受けて
新入社員時代のダメダメ自分を思い出します。
その後は早起きのご褒美。
海の仕事をした後ですから、
漁師の賄風を楽しむべくとよ川さんへびゅーんと直行。
店頭の案内板を見てソッケツ、あなご天重。
みみ吊りのご紹介をくださった方に
お礼のメッセージを送ったりしておりますと、ほどなく着膳。
天重の中がスゴイ!
あなご2枚にサツマイモ、ニンジンといった野菜天たちも控えます。
この豪華さだけでも1,000円を覚悟しますが、
破格の700円。とよ川さん、スゴイ!
この日はミニわかめうどん。
重ものとミニ麺類というのも心に響くものがあります。
そして、追加でオーダーしたキッシュ。
とよ川さんでは、店頭でテイクアウトのお総菜や
サンドイッチなんかを販売しておられます。
この日は他の器たちとのバランスもとれそうなので
こちらを購入し、そのままお皿に乗せていただくことができました。
なぜか、嬉しくなるうさぎさんのリンゴ。
海のためのお手伝いからの
海要素と彩りよい食事。
充実の休日に感謝です。
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この日はいつもの海岸でいわゆる一つの「ルーティン」。
今回からひと手間かけてのカウントも始まりました。
その後のご褒美はやはり石巻まで向かいます。
食べるためだけではなく、
こうしてヤボ用と合わせて
思い入れのある場所に向かうことができるのは
いろんな方とのご縁あってだと感謝しながら
決め撃ちで向かったのが注受(そそうけ)さん。
前回から心に決めていたラーメンに半チャーハンをプラスしたセット。
決め撃ちメニューはカロリーオーバーの様な気もしますが、
椿のお姫様から煽られたセット物は
受けて立たなければなりません。
まづは、ラーメン。
赤いなるとは石巻ラーメンの証です。
麺は細め。縮れが強調された麺はスープに佳く絡みます。
スープはあっさりベースながらもしっかりしたダシが効いていて、
こういうラーメンこそ、ワタクシが求める一杯なのです。
半チャーハンはパラパラ系というよりはしっとり系。
半という割には量もあり、
ラーメンスープと交互に頂く幸せをかみしめます。
グリーンピースと刻んだ紅なるとが鮮やかです。
飲み干しながら現れるお店のプライド。
駐車場についてはもう少し準備を整えて伺いたいと思います。
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ここ数日の連続投稿。
撮り貯めた材料を吐き出しているのですが、
今回も、ある日の訪問。
松島町のきむら食堂さんへ。
餡かけものに定評がある噂を伺い、
「五目ラーメン」ではなく「広東麺」をいただきます。
こちらもえびの乗った餡かけが有名なのだそうですが、
この日は素材のバランスにこだわることにします。
ヤングコーン、キクラゲ、ウズラといった
ワタクシ的マスト食材は十分クリアしています。
逆に白菜がもう少し欲しいなどと思ってはいけない場面もあるものです。
元々役所の近くにあり、
働く方々のお昼を担う役割を果たしていたようですが、
現在もその役割は続いているようで、出前に忙しい様子でした。
逆に言うと、毎日食べても飽きない味を続けている証でもあります。
外れの無い食堂、ワタクシはこういうお店に出会いたかったりします。
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いつもシンプルな丼をいただいていますが、
この日はいわゆる流行の先頭集団を行くようなお店へ。
塩釜市の、自家製麺鶏そば いちむら さんへ。
もちろん初訪問。
比較的マニアックな場所にあるにもかかわらず、
行列ができているのを以前見かけて以来気になっていました。
この日は月に数度の「超濃厚」スープの日との看板が。
駄菓子菓子、そんな実力もないワタクシ。
あっさり塩をいただくことにします。
透き通るようなスープ、
綺麗に折りたたまれた麺、
鳥胸肉と豚バラでしょうか?
2種類のチャーシュー、
先頭集団を走る見た目にビビッてたじろぎます。
「超濃厚」を回避し、生まれた容量には
レアチャーシュー丼なんてのを頼んでみました。
レアチャーシュー、ハムだと思えばハムですが、
まろやかなお肉と卵黄が絡み合う様相は
ある意味では濃厚なメシ物なのかもしれません。
麺もスープもチャーシューたちも先頭集団な味の鶏そば。
けっこう、主張するように盛られたメンマが心に残ります。
先頭集団を走る一杯。
気になっていたお店に伺え、
先頭集団の味を味わうことができたことに感謝です。
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塩釜市高台にある、干楽飯店さんへ。
前回心奪われた、えびもの三銃士。
相変わらずのえびのジャンボさ。
餡のデロデロ加減も堂々とした粘度。
それでいて野菜がシャクシャクなので、
食べれば食べるほど次の一口が止められなくなります。
着丼後即座に酢のまろやかさをまぶしまくります。
この日は砂かぶり席(カウンター)でしたが、
調理場のご夫婦の激しいツッコミ合戦がなかなかです。
こちらの味にはに使わない唐辛子系のような雰囲気。
丼の底から掻き出しますと、見事な褐色。
こういうカリプリュなところが焼きそばの醍醐味ではないでしょうか?
次回はもちろんチャーハンで行くしかありません。
三銃士、食べる時が来るまでちょっと時間はお預けということで。
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この日は久しぶりに楽天戦へ。
ありがたいお誘いに即答で観戦。
球場は入場制限はあるものの、
観戦しながらのビールを楽しめる幸せを実感します。
応援は声を出してはいけないものの
全ての飲食店が営業しており仮想ビアガーデンの幸せを満喫します。
残念ながら負けてしまいましたが、
コロナ前の日常を、当たり前の楽しみを取り戻せたことに感謝です。
CS出場は掴んだものの、イーグルスは敵地で敗退。
抜群の2本柱と堅実な打線で優勝したオリックスが
リーグ優勝の実力通りに日本選手権へ挑みます。
負けた悔しさはありますが、
リーグの代表として戦ってほしいと思います。
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車で伺う際の良さげな方法がわからずにいたOtomoさんへ初訪問。
曜日ごとにテーマが決まった日替わりメニューに
数種類ある「メシのお伴」を自由に選ぶのがOtomoさんのシステム。
この日はダブル煮物ですが、
どちらも嫌いな方ではありませんので、
何ら問題はありません。
そして、気になるメシのお伴。
ワタクシはサーモンハラス。
さらに、初訪問を祝して松前漬けもお願いします(+100円)
手前のニンジンサラダは基本の小鉢らしいのです。
小さな器と彩りよい食べものたち。
ご飯はおひつで届きますが、おかずが多すぎて
ご飯が足りなくなります。
ジャガイモのクリーム煮。
里いもの煮物。
煮物かぶり、さらにイモかぶりですが
小さな幸せと大きな喜びしかありません。
お味噌汁も海苔が入った嬉しい具材のラインナップ。
アクセス方法にアイディアをいただいたので、
また伺いたいのですが…
次はあるのか。
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この日は限られた時間の中で移動しながらのお昼ご飯。
市民の熱源を司さどる社食の営業開始時間や
行脚るための金額などで妥結しきれず、
ならば…
ドライブイン化粧坂さんがあるじゃないか、自分!(A課長風)
もちろんかつ丼。
消費税を除けば、ワンコインで済む
親近感満ち溢れる料金。
断念してきた先の2店のショックなど消え去ります。
さらにさらに、
ちょっとした小鉢が付いてくるのも嬉しいものです。
店内には今のワタクシにとって
とてもタイムリーな車両たちが!
455系(昔の急行用電車)
475系?東北色。
東北色の気動車。
かつ丼以上に盛り上がりましたが、
時間が足りな過ぎたのでした。
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たびたびお世話になるこまつやさん。
いつもは車での訪問ですが、
ついに
時は来た。
ラーメンなんかをお昼に頂くだけが
こまつやさんの楽しみ方ではありません。
「泡出るやつ」下さい。
っていったら、手指消毒剤と勘違いされ、
「ビール」下さいと言えば、
大丈夫車じゃないですよね!
としっかり者の若女将さんからの確認。
カウンターの砂かぶり席から
お父さんが鍋を振る様相を見ながら、黄金色の液体を楽しみます。
こまつやさんの焼きそばは普通に食べてもおいしいのに、
ビールを呑りながらですと、もう何百倍もおいしく感じられます。
酔い覚ましがてらにお願いしたスープは
焼きそばに合い、ビールにも合い、もう最幸です。
真昼間からビールを呑んでる人を
こまつやさんでみたことがありません。
ある意味タブーを犯してしまったのかもしれませんが、
何本も空けることなく、わきまえて出てきましたので
何卒ご容赦ください。
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