久しぶりの北奇行。
カミさんとムスメも一緒でしたので、
ちょっと小ぎれいなところにしなければなりません。
一番最初に思い浮かんだ場所へは
なかなかの坂道を登る必要があります。
しかも、この日はかなりの積雪。
道路の残雪を見ただけで坂道を登るための苦労は明快です。
駄菓子菓子、それを回避しようと伺った最初の2軒が
いずれも日帰り入浴はお休みとの事。
設備工事やら「都合により」やら…
途中、他の坂道で立ち往生している車やら
スタックしているトラックを見た後ですので
カミさんとムスメも若干の緊張感を持ちながら
玄関の張り紙に不安がよぎりますが、
日帰り入浴はOKとのことで、一安心。
ただし、男性大浴場は使えないため、
通常貸切用のお風呂になるとの事。
いやいや、ここまで来たのですからお風呂に入れれば
ありがたい限りです。
露天風呂はありませんので入浴料金も男性は半額との事。
いやいや、貸切でしか入れないお風呂に入れて
その上半額ならいう事なしです。
そんな入館勘手続きの後、不思議な上下移動などを経て
木華子(こけし)の湯に。
この日のお湯は乳半色(にゅうはんしょく)
半乳色という並びだったらちょっとドキドキします。
しかも、読み方を間違い、はんち…(以下自主規制)
心を正し、浴場へ。
貸切用という割には広く、20人位は入れそうです。
洗い場も10か所ほどあります。
まずは小さい方の浴槽、ぬる湯へ。
3畳ほどの広さ。
ぼこぼこ湧いていますが、
ポンプの吹き出しっぽく、ジャグジーには非ずの様相。
つづいて、常温の浴槽へ。
いい湯加減です。
そして、何よりも特筆すべきは
幸せの硫黄臭。
この硫黄臭を嗅ぐだけで雪まみれの坂道を登った苦労が報われます。
構造上のためか、壁面でも窓でもなく、
障子状の囲い。動力の音源が響きます。
それ以上に幸せの硫黄臭。
ここに、この湯に浸かるまでフラれた2軒は
この湯に硫黄臭を楽しむための仕込み、伏線だったと確信します。
障子に描かれた、秋の風景。
外は真冬ですが、心の中で燃えるような紅葉をイメージします。
そして、幸せの硫黄臭
2017年(平成25年)8月から始めたP.h1126(いい風呂)への道。
今回は8.0で、合計356.0(
前回までで348.0)。 のんびり巡礼してまいります。
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この日は岩出山の山里へ。
思ったほどの山奥ではないものの
お店へのアクセスもスムーズに進み、
開店前に到着し、周囲を眺めます。
山小屋風の建物
山のおもちゃたち。
山の納屋。
山の池?
雪のベールが興味を引きます。
開店時間となり店内へ。
座敷は板張りで囲炉裏がある、なんとも昔話風な雰囲気です。
山の店の構造をいただきます。
炭火を囲むように岩魚、ダシにでもするのでしょうか?
調理場の様子を眺められる席で
山の職人さんたちの無言の連携を拝見。
初めに辛み大根が届きます。
おろし金で自らからみおろしをブラッシュアップ。
そして、着膳。
美味そげなそば、こんもりの天ぷら、てんぷら用の抹茶塩、
お膳の中央奥の四角い小皿はフキノトウ味噌(通所ばっけみそ)。
お蕎麦は香りよく、のど越しも嬉しい茹で加減。
天ぷらは大きなエビを中心に、エリンギ、ピーマン、
シュンギク、そして飾りなのか稲穂も。
お米がポップコーンのように弾けています。
そして、季節の山菜、フキノトウも天ぷらに。
苦みと香りにこの日一番の幸せを感じます。
この日はそばがきもサービスしていただいたり、
山の恵みを楽しみつつ、
山の値段に抵抗感なくお店を出ます…
そば湯ももちろんセットでした。
岩出山、まだまだ面白そうな予感がします。
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この日は自宅近くのコンビニ、ミニストップさんへ。
この時期限定の弁当が販売されているとの事で伺ったのですが、
目当ての弁当は残念ながら売り切れ。
駄菓子菓子、弁当の棚に
それを補って余りあるパッケージを発見
「風」という但書はつくものの、駅弁の二文字!
何とも心をくすぐるパッケージ。
迷わず手に取り、レジへ直行。
帰宅後、早速いただくことに。
改めてラベルの下の弁当の本体を眺めますと
いわゆるひとつのはらこ飯。
宮城県の秋の郷土料理、はらこ飯がベースの様です。
サケの切り身を醤油で煮て、その煮汁でご飯を炊き、
炊き上がったご飯の上にサケの切り身といくら。
宮城ケンミンが反対する余地のないベースに
錦糸卵にごぼう、お新香と色合いと
口直しまで配慮された駅弁風弁当、
楽しくいただきました。
ドライな見方をすればコンビニ弁当の範疇なのかもしれません。
それでも、コンビニさんの色々な工夫。
コロナ禍で、外出や旅行の機会が激減している世の中、
ひと手間加えたコンビニ弁当で旅行気分を味わってもらえたら
ナンテいう部分なのでしょうが、
駅弁好きにはありがたい配慮です。
コンビニ弁当などめったに食べないのですが、
こういうのならまた試してみたいと思います。
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この日は公園のそばにある役所の地下の食堂へ。
上と並の2種の日替わり定食、同じく日替わり丼に
いずれも心が煌めきません。
ならば、単品の定番を組み合わせていただくことにします。
ラーメン、そばうどん・にミニ飯類などから
天ぷらそばとミニカレーで510円。
天ぷらそばのかき揚げはおそらく自家揚げ。
玉ねぎの甘さが際立ちます。
ワカメとネギも結構な分量のトッピング。
おそばは標準的な食堂品質。
ツユも気温や天気に合わせてはいないのでしょうが、
食堂在庫を適切に組み合わせたであろうツユ。
丼の中の均衡が取れた一杯です。
ミニカレーは器にしてはかなりの分量の盛り付け。
ミニカレーというより、
ハーフカレーという表現が似合う気がします。
ルーは辛すぎず甘すぎず、
多くの人々を幸せにするであろう配合です。
そして、こちらの食堂の嬉しい特色、
おしんこバイキング。
組み合わせは毎回違うような気もします。
この日は緑、黄、赤の信号カラー。
小鉢に自由に取り分けます。
しばらくこちらの役所に伺う日は途絶えそうですが、
飽きのこない人柄をまた味わいに行ければと思います。
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この日は仕事の関係で石巻へ。
当初は我学び舎でのお昼を目指しますが、
関所で時節柄の自粛を強いられます。
次の約束までの時間、移動経路を考え
店名から洋食系のイメージを抱きますが、
和洋折衷、何なんでもござれなユーティリティー店の様です。
全日見たテレビの影響もあり、
チャーハンと単品の焼売をいただくことにします。
チャーハンはしっとりとした仕上がり。
だからと言って具材と癒着しているようなことはなく、
お米のもっちりした食感を楽しめます。
ややピリ辛な中華スープがセット。
器の割にはたっぷりなワカメ。
焼売にはエビが乗ってきました。
せいろで蒸され、皮のぷりぷり加減、
あんのジューシーさを楽しめます。
期待しないタイミングで未訪のお店に伺えたラッキー。
しかも、思いがけずにファミレスで町中華をいただける幸せ。
まだまだ石巻は行くべき店に溢れているのであります。
そして、どうでもいいのですが、
「ん~まっ」と続けたくなるのはなぜなのでしょう
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ムスメが入れ込んでいる、
皇帝ペンギンをモチーフにしたキャラクター。
「皇帝」を「肯定」と読み替え、
何でも受け入れてくれて、
なんでも褒めてくれて、
エライ!
スゴイ!
と優しく話しかけてくれるペンギン。
見た目に力は抜けそうになりますが、
がんばろうという気持ちになります。
そのキャラクターがしばしば用いるフレーズのひとつ「はなまる」。
例えば、「出勤できただけではなまる」
「目が覚めただけではなまる」
そんな何でも肯定してくれ、はなまるをくれるなら
こちらの弁当を食べるしかありません。
この日はのりミックス弁当を選択。
から揚げ、ミニオムレツ、クリームコロッケなんかが
海苔ご飯の上にそびえるラインナップ。
きんぴらと漬物が控えめに脇を固めるバランス。
ちなみに、鮭は別料金で追加。
これにより色合いのバランスも良くなった気もします。
主役がドカンと鎮座し、脇役など寄せ付けない雰囲気のある
弁当はワタクシあまり得意ではありません。
オラオラ系な主役が独断上の構成はいけないことだと思うのです。
花まる弁当さんの弁当たちは脇役がチョコンと控え、
脇役は主役を引き立てるのに専念し、
主役は脇役に感謝しているような友好的な雰囲気があります。
そんな花まるさんのおべんとう。
おいしさがスゴイ!
のです。
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この日は年始恒例の西方参り。
となりは山形県なのだという事を実感するような道路状況。
更には疫病の再侵略などもあり、
門前通りのお店は臨時休業祭り。
ならば家族の意見が一致し、作並温泉の手前、
熊ヶ根の庄やさんへ伺います。
サンドイッチマンさんたちがローカルのバスに乗ったり
歩いたり飲食店で食べたりする番組に一瞬だけ映った
ラーメン屋さん、醤やさんへ。
店名にまで謳っているおられるので、
推しだろうと醤油ラーメンを…
醤油ラーメンが3種類あり、それぞれダシが異なるそうです。
白醤油(海鮮系)、うす口醤油(鶏)、黒醤油(豚)
から黒醤油をチョイス。
味玉(煮玉子)もトッピングしました。
ももチャーシューが2枚。
ナルト、ほうれん草、メンマ、ネギ、海苔といった具材は
ワタクシの中ではベスメンに近い組み合わせなので悪くありません。
スープは豚バラのしっかりした土台のダシ。
麺が思ったよりはやわらかめだっだのですが、
それがお店の流儀だとすればそれはそれでいいでしょう。
ギョーザも頼んでみました。
もう少し焼き色が強いのが好みなのですが
それはそれでいいでしょう。
サンドイッチマンが食べ損ねたラーメン屋さんで食べてきた!
という家族3人が一致する自負の下、
雪など残っていない仙台市の沿岸部へ戻るのでした。
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