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ベンチメンバー

あひる課長さん

東北学生アメリカンフットボールのリーグ戦が始まりました。
開幕戦は見逃したのですが、この日は時間がありましたので、
注目の2カードを観戦してきました。

第一試合 ×東北学院大学 0 - ○秋田大学 35
第二試合 ○東北大学   55 - ×仙台大学  0

第一試合はともに一部昇格後再建途上にある両チームの対決。
秋田大学はここ数年のリクルートの努力が実り、
選手層は学院大学を上回るほど充実しています。
開幕戦は東北大学に後半突き放されましたが、
この日は効果的に得点を重ね完封勝利です。

一方の学院大はユニフォームを新調したようで、
試合中のオペレーションも
リーグ内では高いレベルに入るようにも思われます。
チームとしては、リーグ初戦の固さもあったのか、
粘りやファイト、それ以前に自分たちのプレーを発揮できずに
苦しいスタートになったように思います。


第二試合の宮城勢対決も一方的な展開となりました。
東日本を代表するような監督の退任後、苦しい戦いの続く仙台大学。
メンバーの半数以上が1年生を占める経験不足を
伝統的に高いとされるフィジカルでどれだけカバーできるかを
注目していましたが、
対関東勢という東日本を視野に置く東北大学の前に
一方的な展開となってしまいました。

東北大はワタクシが個人的にも2年生のころから注目していた
#6のRBの選手が攻撃の中心として十分な仕事をしていました。
当時はスピードと変化をつけた走りが印象的でしたが、
守備を引きづるような力強さも備わっていました。
先発のQBも3年生が務め、4年生の代わりとして十分なパフォーマンスでした。

そして、守備陣も#28のLBの選手を中心に素早い集まりで、
仙台大学の攻撃陣の前進を阻み続けました。

ゆとりのある展開の中で攻守ともに下級生も出場の機会を得て、
それぞれに求められた仕事を果たしていたように思います。
特に、#11QB、#85のWRは嬉しいTDパスになったと思います。
東北大は戦いながら育てる試合ができたと思います。

あえて言えば、チーム全体として2Q以降は仙台大学に
合わせた場面も時折見られたのではないでしょうか。
監督が厳しい表情の時間帯が多かったのは、
リーグ制覇だけではないところを見越してだと思うのです。


そして、勝利した秋田大学、東北大学ともに印象的だったのは
ベンチメンバーの声でした。

25秒計の残り秒数を知らせる声。
選手交代の退出選手を知らせる声。
プレー開始後の相手のプレーを知らせる声。
それ以上に、チームに勇気を与える声。

「ナイス○○」、「ここ大事だよ!」「(ミスに対して)取り返そう!!」
などと、ベンチもフィールドと一体になっている雰囲気が
とてもよかったと思うのです。

秋田大学#80、東北大学#33は
ベンチの、いやチームの精神的支柱として素晴らしいプレーヤーでした。

駄菓子菓子、学院大学のベンチはお通夜のようでした。
コーチの声だけが響き、ユニフォームを着た選手の声は
殆どありませんでした。
「最近の若い人たちは…」という言葉を引用させてもらうと、
フィールド上でのプレーは他人事のように見えてしまいました。
(生意気を申し上げますが、カヤックスはそんなチームではないことを信じているが故ご容赦ください)







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[ 2015/09/22 19:18 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)

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