
東北学生アメリカンフットボール連盟のオープン戦、
公式戦前の力試しとも位置付けられる
仙台グリーンボウルを観戦してきました。
今年の対戦カードは東北大学と横浜国大。
両チームにとっては定期戦を、
杜の都のメジャーフィールドで行うことになるため、
自ずと白熱したゲームを期待します。
試合は確かに均衡した試合展開でした。
東北大がタッチダウン2本を挙げ12-0と先制。
(ただしPATをいずれも失敗)
その後、横浜国大TDが2本で逆転。
後半にはFDで加点し12-16と逆転勝利を収めました。
シーズン前の大事な時期に、
本拠地を離れ地方へ遠征するリスクやデメリットも
あるかもしれませんが、東北アメフトのために
力を貸してくださった横浜国大の皆さんに感謝します。
一方、敗れた東北大学。
勝てたといえば勝てたゲームです。
後半は好調だったパントキックですが、
それを前半のうちから蹴り込んでいけたら
ゲームの流れを更に引き寄せられたような気もします。
そして、ワタクシがもっとも感じたのは、
「キャッチボール」QBからのパスをレシーバーがキャッチしきれない場面がありました。
練習ではなく試合ですから、厳しい状態でのパスもあることでしょう。
そこで捕れるか捕れないかが2Qからのスコアになった気がします。
何人かいるQBからのパスを是が非でもキャッチしようとする
貪欲さみたい気持ちがちょっと足りないようにも見えました。
そして、時計の管理。
ハドルを組んで、プレーを伝えて、スクリメージにセットし、
プレーを開始するまでの秒数の感覚をつかめていませんでした。
ディレイオブゲームを避けるためにタイムアウトを使いましたが、
試合終盤のタイムアウトを使わなければならない場面で
タイムアウトが残っていないという、もったいない結末でした。
スターターのQBにトラブルがあったため、
ハドルからのリズムが崩れたり、
バックアップの選手がプレーした場面もありました。
不慣れな組み合わせがパスの不成功も含め
大きな要因と言えばそれまでですが、
長いシーズンを考えれば、起こりうる事態です。
1本目同士だけでなく、1本目と2本目、
2本目同士と言った形でパスのキャッチボール。
より精度の高い心のキャッチボールをたくさん重ねて
リーグに向けた準備をしてほしいと思うのです。
- 関連記事
-
スポンサーサイト