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台風19号とその後

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先の台風19号により被害を受けられた皆様、
犠牲になられた方やご遺族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

ワタクシの家も職場も大きな被害はなく済みましたが、
職場の周りの道路が冠水により通行できなくなるなど
多少の影響はありましたが、それでも軽微な損害で済んだことを幸いに思います。

仕事の関係もあり10月中は動けませんでしたが、
11月に入り、平日限定のおっさんボランティアの一兵卒として
各地を回ってきたりしております。

備忘録としてまとめておくことにします。




【 Ⅰ市 】 職場での朝イチの約束を先方の拠点、女川に変更し現地入り。
ボラ活動申し込み後一旦離脱し、女川で案件対応後、K上地区の活動場所に合流。
一人ぐらしの高齢女性のお宅での災害ごみの分別と運びだし。
自宅前のU字式水路に大量の土砂が滞留してあり、
除去できなければまた同じ被害を受けるのではと無性に心配になる。
なお、Ⅰ市のボランティアセンターは、翌日以降は平日の受け入れ休止となり
新たな活動先を検討することとなる。ノンアルにて居酒屋反省会。

【 O町 】 数日前に偶然再会できた友人の故郷、近いから向かう。
泥かきとの予定だったが、おっさん5人でニーズ調査。
訪問先で要請があれば、必要な対応をさせていただくが
必要な対応が済んでいるお宅も多く、個人的には空振りに終わる。
前日、ボラセンによるニーズ調査が終わっているはずなのに
再度ニーズ調査をよそ者が担う怪しさなどのリスクを考えていないのではないか、
といった意見が同行した方々から上がるが、まったくその通りだと思う。
ボラセンのSNSには写真に女の子らしい加工とコメントなどが入り、
深刻な状況が和らいでいるのかもしれないが、軽さを抱く。
こちらも翌日以降平日の受け入れが休止となる。
近くの道の駅で買ったコーヒー牛乳と餃子を帰宅後いただく。

【 K市 】 縁もゆかりもないK市入り。
事前に仲介していただいた方は無口な感じの方だが、SNSを見る限り
おっさんはおいて行かれそうなパワーを持ったタイプのように感じられた。
特につながりの必要や深耕は双方ともに求めることなく、少し楽になる。
活動は現地の方の役に立てたとは思うが、
元々社会的弱者として手だてが必要だった案件なのではないかと考える。
災害がきっかけで着手できたと考えれば割り切る。
それでも、水害とはまた違うかほりには閉口するしかない。
ちなみに、こがね隊長は別案件で午後は他の現場へ向かったらしい。
そして、こちらの社協だけがマッチングに付箋を使っていたのが印象に残る。
やはり、道の駅のイートインで買った小麦粉料理は家族も喜んでくれた。




3か所の印象をまとめますと、各ボラセンさんとも収束化の印象を打ち出し、
平日の受け入れの休止、災害ボラセンを閉鎖し、
通常の社協ボラセンでの対応に移行しています。
それは年末に向けた本来の社協業務に戻したい印象を受ける部分もあります。

一方では「床下に土砂が入ったままの家があるのにこれでいいのか」
社協は苦しんでいる人を切り捨てようとしている。
しっかりニーズを吸い上げていないのではないか。

といった意見があります。

社協でできる、対応可能な条件、家主が整える条件もあり
そこの線引きが社協さんは敷居が高いように見えますが
なんでもかんでも「はいどうぞ、喜んで」とも言えないのだということもわかります。

民間ボラセンだったらOKなのに…
常駐でサポートに入る方の資質もあるのだと思うし、
思うところはありますが、必要最小限を広く平等に…
ということが社協さんなのだと思い、割り切るしかありません。

ボラセンスタッフの中には個人の意見とボラセンとしての考え方のミスマッチに
葛藤を持っている方もいるように見えましたが、それが普通なのかもしれません。
まとまりませんが、まとまらないのがいいのかもしれません。




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[ 2019/11/17 18:31 ] A面のヤボ用 | TB(0) | CM(0)

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