
東北学生アメリカンフットボール連盟のオープン戦を観てきました。
今日の対戦カードは
東北大学ホーネッツ 対 弘前グリーンサージェント(社会人)。
1Q6分制の特別ルールで行われたようです。
試合は6対0で弘前が、勝利しました。
前半に奪った得点を社会人らしい試合運びで時間を使い
ながら逃げ切ったと言う感じでしょうか。
東北大学は、スコアをみれば一目瞭然ですが、
オフェンス面に課題があったのではないでしょうか?
ラインのパスプロテクションなのか、
レシーバーのコースなのか、
あるいはもう少しポケットでレシーバを察知する力が必要なのか、
チーム全体としても、まだまだこれからと言う印象を受けました。
シーズン初戦の緊張感を考慮しても、
スコアレスでの敗戦は、意外な結果だと思います。
弘前のディフェンスを語る前に、
ホーネッツ攻撃陣は自分たちのプレー、これまでの練習の成果が
発揮されていなかったのではないでしょうか。
また、スナップ時のミス、インターセプト、
パントカバーの際の不用意なレイトヒットなど
震災による練習不足もあるのか、ミスや反則も目立ちました。
波乱のシーズンインですが、
これからのトレーニングを進める中で、
克服すべき課題がたくさん浮き彫りになったと言う点では
意義のあるオープン戦だったと思います。
また、オープン戦にもかかわらず、
東北大学応援団の皆さんが声援を送ってくれていました。
ハーフタイムには、力強いパフォーマンスを披露してくれました。
試合後には、ホーネッツはもちろん、
対戦相手の弘前にもエールを送っていました。
弘前サージェントのメンバーたちは、少人数ながらも
エールに感謝のコールを返していましたが、
ホーネッツのベンチでは、ミーティングが続いており、
エールに対しての応答・感謝の態度が欠けていたように見えました。
応援団の方々にとっても、
ホーネッツへの応援活動の第一歩です。
今シーズン声援を受けながら、
共に勝利に向かって突き進んでいくと言う関係が必要だと仮定すれば、
もっと別の方法で応援団への感謝の表明が必要だったと思うのです。
観戦した場所が、たまたま連盟本部席で、
ハーフタイムには審判団の皆さんが休憩を取りながら、
ジャッジに関する打ち合わせや確認を行っていました。
主審格の方が、前半フラッグがでたプレーの解説や、
反則を取るべきポイントなどについて
若手審判の方に的確な助言を送っていました。
オープン戦は、プレーヤーやチームにとっても実践練習の機会ですが、
応援団の皆さんや連盟事務局の方々、チームスタッフ、審判団にとっても
本番とも言うべきリーグ戦へ向けた準備の場であることを学びました。
残り66秒からのインターセプトで
勝負が決まり、グラウンドからの帰り際、観戦に来ていた
カヤックスの選手たちが、「こんにちは」
と元気よく挨拶をしてくれました。
どこかのOBと勘違いでもされていたのかと思いますが、
元気良い挨拶に、今日の試合のもやもや間がやや解消されました。
フットボーラーとしての能力も大切ですが、
人間として学生としての礼儀、
その基本である挨拶をきちんとできているチームは
好感が持てるなあと思いました。
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