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サポートチームG~奥松島の復興支援活動 ~

あひる課長さん


東日本大震災からの復興支援活動を行う
サポートチームG(以下チームGと省略)の
被災地支援活動に参加してきました(8月13日)。

今回の作業は海岸清掃。
奥松島・宮戸諸島の中の海岸の一つ、大浜での作業です。
震災前には海水浴を楽しんだり、
震災後は個人的にゴミ拾いをしてきた場所なので、
気持ちも入った中での時間を過ごしました。

重機による大きな瓦礫の撤去作業は終わっているので、
小さなゴミを手作業で拾います。
しかし、津波の引き波で海中に流された無数のごみがうち上げられるので
何度ゴミ拾いをしても、
数日後には砂浜にはゴミが散乱している状態なのだそうです。




チームGには、今回は10名以上の方が参加していました。
その後、バスで20名の方が追加で駆けつけ、
別の活動場所には大型バス3台で駆け付けてきてくれた方々が向かったそうです。

大人数での作業もあり、大浜の砂浜は震災直後に比べれば
大分きれいになりました。

しかし、大浜の海はもっと青く、砂浜は今より白く
穏やかで訪れた人々を楽しませてくれる場所だということを
ワタクシは知っています。

それだけにもっと大浜あるいは奥松島の復興活動に関わりたいと考えています。
また、これまでは個人として各地を転々とお手伝いしてきましたが、
もう少し、チームGさんの活動に関わっていければと思います。




チームGのスタッフさんの話で印象に残っている言葉は
「今日の活動で見聞きしたことを知らせてください。拡げてください」
ということでした。

もともと、奥松島の宮戸という小さな漁村だったこの地区には、
最低限の公的な支援は入ってきますが、
民間の支援が少ないと聞きます。

地域の方々のコミュニティが強く、
よそから来た人が入りにくい地域性や環境もあったかもしれませんが、
著名な方が復興支援に来たり、炊き出し活動も
他の地域に比べると、多くはなかったようです。

地域と本土を結ぶ唯一の輸送経路が津波で破壊され、
一時は宮戸地区が孤立し、
空輸による物資の提供を受けてきた地区でもあります。

それでも、石巻、気仙沼、南三陸といった地域よりも
少ない支援で復興を進めてきています。
「自主的」な地元中心の復興は大切ですが、
支援がなければ復興のスピードは上がりません。

震災でマイナスになったものをゼロの状態にすることが復旧であり
震災前よりプラスにすることが復興だとすれば、
まだまだ復旧の道半ばと言わざるを得ない状態です。

下の写真は活動後立ち寄った、JR仙石線の野蒜駅です。
電線用の支柱は折れ曲がり、
線路には土砂が積もり、
雑草でおおわれた状態です。
まだまだ、手が回らない場所が多いのです。

カテゴリーや行政・民間・市民レベルなど分類は異なりますが
もっともっとやらなければならないことがあるし、
いろんな方からの直接的・間接的な支援が必要なのです。




新潟で活動されている「ゆたかさん」のことを、あひる課長さんが紹介した中で、
「(被災地のことを)取り上げてほしい」という言葉がありました。

取り上げなければ、被災地のことが忘れられていく。
取り上げられなければ、復興が進んでいるように思われる。
忘れられないためには、伝えていく必要がある。
復興のためには、現地の方の努力では限界があります。
直接的・間接的・PCを介して等多くの方々の力が必要なんです。


  ≪関連ブログ≫

  震災復興支援 < サポートチームG> 公式ブログ  
  
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[ 2011/08/14 16:25 ] 東日本大震災 | TB(0) | CM(0)

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