
先日見た風景です。
初めて被災地に来て見た時は「被災地にありがちな」風景かも知れません。
しかし、震災前のことを知っていると、
胸が苦しくなる光景です。

宮戸の湾岸です。
右側に岸壁があり、写真中央は本来は生活道路です。
道路は、中央奥に見える青い屋根の建物まで続いていますが、
満潮になると道路の大部分が冠水してしまうそうです。

野蒜海岸沿いの道路から内陸部を眺めた写真です。
道路沿いに応急設置された配管がむき出しになっています。
電柱のようなコンクリートのものと、
黒いゴム状の配管が道路沿いに続いてます。
その奥には津波で流された漁船がまだ残っています。
本来この場所は海ではなく、陸地でした。
津波で表土が削り取られ、
広大な池のような状態になっています。
その奥にはガレキ置き場がありました。
瓦礫の高さは5メートル以上。
毎日あちこちから搬入が続いています。
このガレキ置き場はもともと海浜公園でした。
休日になると、多くの家族連れが楽しんでいた場所です。
何げない風景でも震災の後と前では大きく風景が変わっています。
ワタクシは年に数回この場所を見ていただけですが、
ここを通って毎日学校に行ったり、
仕事に通っていた方の思いを想像すると
どう表現してよいのかわからなくなります。
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