
昨年の今ごろ、多くの人々が食料の問題に直面していました。
保存の利く食料はできるだけ確保したい。
誰もが、そんな風に考えていた時期でもあります。
普段は石ころのようにに見向きもされない、
道端のジュースの自販機でさえ、
あちこちで品切れとなっていた時期でもありました。
もちろん、停電が続く地域では
自販機で購入することすらできませんでした。
そんな状態が続いていたころ、
とある庭先で缶ジュースや缶ビールを売っている方がおりました。
ジュースは100円、ビールは200円だったでしょうか?
当座の食料を確保しておきたかったので、
手持ちの1000円ちょっとで買える分の数本を購入しました。
後から知ったことですが、
大津波の被害を受けた仙台港のそばに
とあるビール工場がありました。
大津波の勢いで倉庫からは缶ビールや缶ジュース等、
出荷前の大量の在庫品が流出したそうです。
それを、わざわざ拾い集めた方がいたそうです。
食料確保が難しい中、
多くの命を救った形になるのでしょうか?
散乱した商品を拾い集めて、
事情を知らない方々に定価の数倍で売り捌いた方もいるそうです。
ちょっと思い出したので。
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