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45分☓3カ所でのお手伝い

あひる課長さん

連休初日、ちょっと寝坊はしましたが、
朝5時過ぎに家を出て、東松島へ行ってきました。

第一の作業、とある花壇へ。

咲き終わったマリーゴールドの花がらを積んできました。

P7140114.jpg P7140115.jpg

現地で大活躍されている偉大な大将は言いました。
「お花を植えるだけでは後のホローを行わなければ・・・
ボランティア活動もできるだけ先の長いホローを考えなければ…」


ホローという言葉は専門用語なのか
ワタクシにはそういう難しいことは分かりません。

花が咲いてきれいだなと感動する方もいれば、
雑草が生い茂ってきたので、花がかわいそう、
と世話をして下さる方々もいます。
ワタクシもそう考える方々と非常に近い考え方で、
ホローなどという高尚なお話はにはついていけません。


昨年の今頃、
現地の方々は花を植えて楽しむといったことはなかったはずです。

今年は、地域に残った方々が集まって、
震災前のように地域の花壇に花を植える活動を通して、
住民同士の交流だったり、当地を訪れる方々に
花を介した癒しやもてなしを提供することが出来るようになりました。

当地の皆さんは、もちろんそれぞれに抱えた事情や課題もあるし
お仕事等の問題もあるかもしれません。

植えるのはいいけど、
その後の花の手入れをする時間はないかもしれません。
花を植えるボランティア団体が
その後、何らかの事情でそこに関われなくなるケースもあるかもしれません。
あるいは、団体自体が花の世話より
優先すべき活動や支援に追われているのかもしれません。

そういう重要な活動はワタクシは苦手なので、花がら摘み。
勝手にやらしていただく、気ままな道楽なのです。
道楽にもかかわらず、バケツ3杯分しかできませんでした。
でも、当日そこを通った人のうちの誰か一人でも、
花を見てくれるだけでいいと思うんです。

気がつく人は、手入れされたことを喜んでくれるかもしれません。

P7140117.jpg





第2の作業は、某畑の草むしり。
「サツマイモへの道」を遊び半分で。
この畑に行くと、ワタクシ自身が元気をもらう場所でもあるのです。

途中通りががった港では、
カキの養殖の準備が始まっていました。

P7140112.jpg

ホタテの貝殻を88枚をワイヤーでつないだものが
カキの稚貝の生育場所になります。
これをカキの産卵時期に一斉に養殖棚に吊るすそうです。
そうすると、海中で散乱された卵がホタテの貝殻に付着し、
そこで成長を始めるのだそうです。

津波で流されたらしい重機が、先日まで見えていましたが
この日は湾内を占める養殖棚が
海の男たちの力強さを物語っていました。







第3の作業は、師範のお宅へ。
アポなしでの朝っぱらからの押しかけです。
庭に雑草が生い茂っているのに、体の調子が悪い。
そんなお話を伺っており、
まずは様子を見に行ってみなければと、ただそれだけが気がかりでした。

師範のお宅にはこれまでも何度か伺っていたのですが、
いつもガレージのシャッターが閉じられ、
ドアホンを押しても留守ということが続いておりました。

この日もシャッターが閉まっていたもののご在宅でした。
ただし、腰や脚の調子がかなりつらそうで、
ちょっとした段差を上り下りするのも、苦しそうです。
時折痛みに苦しむ表情が、彼女の体調を物語っています

庭の雑草は思ったほどではありませんでした。

(お茶の師範でもある彼女のお宅は、
津波で1階部分が天井近くまで泥が入り、
大切な茶道の道具や家財道具等が流され、
つくばいのあった和風庭園も
ただの更地になってしまっていたのです)


背丈の高い草は抜いていたそうですが、
師範のお体を考えると、無理を重ねていることは明らかです。

震災、そして、そこからの数カ月間、
師範はいろんな苦難や悲しみに一人で立ち向かってきました。
震災前と変わったこともあるけれど、
以前の生活が戻ってきました。

生活や気持ちが通常モードに切り替わりかけるにつれて
震災後に無理を重ねた体が悲鳴を上げ始めているように思います。

ワタクシが師範に言えるのは
「無理をしないで休みながら」が精いっぱいです。
ワタクシができるお庭の草取りをさせていただきとんぼ返りです。
思ったよりは早く作業が終わりました。

お茶なんて入れなくていいし、
ワタクシには気を遣わなくてほしいだけなのです。

師範には、他にも会いたい方がいるようです。
電話で1時間話すよりも…
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[ 2012/07/16 05:11 ] A面のヤボ用 | TB(0) | CM(2)

この日記はためになります。

こんにちわ。
ご活躍ですね。
師範が会いたいのは私のことでしょうか??
そうではないとうれしいような。うれしくないような。
私は東北から手を引いたように思われるかもしれませんが、
それなりにがんばっていますよ。

先日、神奈川県ボランティアネットワークのA子さんとお話して、kouさんのことが話しにてでて、皆様ご活躍だそうで、
心から応援しております。

[ 2012/12/22 19:40 ] [ 編集 ]

Re: 柴田さま

コメントありがとうございます。
師範が会いたい方と言うのは、お察しの通りです。

神奈川のA子さん、しばらくお会いしていない気もしますが
K一さんともにそれぞれ各地でご活躍されているようですね。

近々野蒜の焼ガキ屋さんに伺う予定でおります。
東京からのご支援、心から感謝申し上げます。
[ 2012/12/23 10:09 ] [ 編集 ]

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