
久しぶりに復興支援のお話を。
先日は東松島のとある仮設住宅での活動に参加してまいりました。
東松島で知り合い、しばらくの無沙汰の後、
ときわや食堂のある町で再会した友人たちと一緒に
ミニイベントの運営サポートです。
北関東のとある高校の名門吹奏楽部のコンサートの会場準備、
コンサートに参加した住民の方や、出演者の学生さんたちに
お昼ご飯を提供するのが前半のメインです。
会場準備は無難に進み、
学生たちの演奏は参加された方々を楽しませるのに
十分な内容だったと思います。
選曲、演奏のレベル、それ以上に音楽にかけるひたむきさ。
それは、演奏だけでなく、楽器を持たない時間にも気持ち良く挨拶をしてくれ、
礼儀正しさを保つ彼女たちの振る舞いが全てでした。
昼食は、豚汁、玉こんにご飯といったありきたりの食事ですが、
豚汁は深夜2時まで仕込みに励んだ仲間たちの力作。
ワタクシは150人分の玉こんにゃくを煮込み参戦です。
地元の方と演奏が終わった学生たちが交流会と言う形式で
仮設住宅の集会所を会場に召し上がってもらいます。
マッサージや当時の話を聞いたりコンサートのお話をしたりと
短い時間ではあるものの、ほんわかした時間に見えました。
食事も準備した分がほぼなくなりました。
売れ残りを心配していた玉こんは全てなくなり、
担当者としては大仕事をやり遂げたような気がしております。
その後は、学生たちの現地での被害状況の体験等に帯同した後、
今後の活動計画などを話し合いながらの情報交換。
グループの中心的役割を担うメンバーの誕生会を
サプライズで敢行したりしながら、
ワタクシは宴たけなわの中、早々に眠りについてしまったそうです。
今回は、そんな背景もあり、ワタクシも彼におめでとうを
言いたかったので宿泊参加をさせていただきました。
昼間、交流会の会場となった集会所を
宿泊場所として使用させていただくことが出来ましたが、
集会所を管理する仮設住宅の自治会の皆さん、
仲介して下さったボランティア団体の代表の方には
心から感謝を申し上げたいと思います。
現地の方と遠方から入るボランティアが
このような関係をもてることは本当に素晴らしいことだと思いますし、
長くボランティアの支援を受けながら復興を進める上では
有効な方法であると感じます。
一方、使用させていただく立場のボランティアの一人としては
現地の方のご厚意を裏切らないように行動する責任の重さを感じるばかりです。
余談ではありますが、コンサート直前に
近くにお住まいの師範から偶然電話がありました。
せっかくなのでと、コンサートと食事、学生たちとの交流を
楽しんでもらうことができたのは、嬉しい誤算でした。
グループの活動から自分の身勝手で一時的に離脱し、
師範を送り迎えする事を許して下さるだけでなく、
師範の為の時間を作って下さった
Y子さん、Sぶさん、Mパパさんはじめ、
今回ご一緒したメンバーの皆さんには頭が上がりません。
そこが、このグループのいいところでもあるし、
また参加したいと思う要素でもある気がします。
もうひとつこのグループのいいところは
玉こんの残り汁を「もったいないから」と
肉豆腐に変身させてくれたことです。感謝です。
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