JX-ENEOSウインターカップ2010
第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は
は今日で、4日目を迎えます。
3日目の昨日は男子の第1シード、第2シードが
初戦で姿を消すという波乱が起こりました。
第1シードは夏のインターハイを制した八王子高校です。
インターハイではセネガル人センターを擁し、
ノーシードから頂点を極めましたが、
今回は、古豪 北陸高校に二冠の夢を打ち砕かれてしまったようです。
第2シードはインターハイでその八王子の前に
足元をすくわれた明成高校。
名将佐藤久夫先生が率い、日本代表の選手を
中心に今年度の初タイトルを目指しましたが、
相手チームのセネガル人を中心にした攻撃に
マッチアップしたセンターの選手のファウルトラブルから、
守備でバランスをなくし、それが攻撃のリズムを乱し、
逆転負けでまさかの初戦敗退となってしまいました。
エースでありポイントゲッターである代表選手を中心にした展開と、
チームとしてのバスケットの組み合わせ方に苦慮した点もあるのかもしれません。
インターハイ後の国体では、
エース不在となった県選抜チームで一体感を欠き敗退。
今回はエースが本調子でない中と
外国人相手にした守備での中心選手のファウルトラブル。
2人の選手が十分な働きをできずに悔しい敗退となりました。
チームとしてでなく、1人の選手が偉大すぎると
周りが遠慮したりしてうまくいかない場合もありますが
今大会は、特に初戦の第3Q以降はそんな
悪循環にハマってしまったのかもしれません。
「この敗戦を、明成の歴史の中で語り草にして行く。
チームとして、同じ負け方はしないように」
と佐藤久夫先生がコメントしているようです。
今年のメンバーは昨日の試合が最後でしたが
明成高校の歴史の中では、最も価値のある敗北になるのかもしれません。
さて、波乱の展開は他にもありました。
バスケットに関わるものならば、
その名を知らない者
(あえて挙げれば、スラムダンクの桜木花道)
はいないと言われるほどの名門
能代工業も初戦で姿を消したようです。
一方、インターハイ宮城県予選の決勝で
明成高校と延長戦までもつれ込む戦いを演じた、
宮城代表の東北学院の躍進が続いているそうです。
「セクシーバスケ」での躍進に賞賛を贈りたいと思います。
全国の勢力図が、今回は大きく塗り替えられたようです。
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